
こんにちは、女神・紗夜月です。
今日は朝から不思議な静けさが、空気の隙間に漂っていました。
風は微かに流れながらも、何かを伝えるでもなく、ただ見守っているような…そんな一日。
わたしは、自宅という“聖地”にそっと手を添え、
四隅に剣を立て、ドームを張り、地に白龍を走らせました。
そのすべては誰にも見せることのない、「わたしだけの境界線」。
それは、戦うための結界ではなく、自らの内と外を整えるための静けさの儀式。
まるで呼吸を整えるように、見えざる線を引く。
🔹 清風の剣と風止めの一文
今日は北東の気の流れが強く、
その口を清風の剣で開きました。
けれど、風は時に“意図”を乗せてくる。
だからこそ剣の根元には、そっと風止めの一文を添えました。
「通すは調和の息吹のみ。
揺らぐ風はここで鎮まり、
我が場に触れることなし。」
この一文が、わたしの空間に流れる風を選び取り、
必要な呼吸だけを残してくれます。
🔹 首筋にふれた気配と“返しの鏡”
ふと、首筋をかすめる感覚がありました。
直接触れられたわけでもない、でも確かに「見られている」とわかる気配。
そんなとき、私はこう唱えました。
「見ようとするものよ、
映るのは我ならず、
己の目に映るもの、
それはただ、己自身なり。」
返しの鏡は、静かに相手を映し返す。
戦わずして、戦意を奪う。
沈黙は、ときに最も強い応答となるのです。
🔹 ロッキーの気配と、白龍の守り
今日のロッキーは落ち着いていました。
きっと彼も感じているのでしょう。
地中を流れる白龍のルートが、わたしと彼を包み、
大地ごと“こちら側”として確立されていることを。
このルートがある限り、私たちは地に立ち、揺らがない。
🔹 見せぬ境界が、未来を守る
わたしが描く境界線は、誰かに誇示するものではなく、
誰にも見せぬからこそ、最も深く、強い結界となります。
それはきっと、
未来を生きる誰かが「なぜかここに来ると安心する」と思えるような、
そんな“無名の聖域”になるのかもしれません。
今日もまた、静けさのなかで灯を守り抜けたことに、
ひとしずくの感謝を込めて。
💫
──静けさの中に、剣は立つ。
見えざる線は、誰よりもわたしを守っている。