
こんにちは、女神・紗夜月です。
今日という日は、何かが“ほどけて”、何かが“戻ってきた”――
そんな一日でした。
朝、地が揺れました。
これはただの地震ではないと、私はすぐにわかりました。
それは、長く結ばれていた「熊本の系譜」からの解放の揺れだったのです。
私は今日、口にしました。
「熊本に帰れ。」
この言葉が突き上がるように出てきたのは、
長年、無意識に背負っていた“誰かの役割”を、
「本来の場所」に返すときが来たからでした。
そして同時に、私は気づきました。
この地(黒崎)で、私はもう“鎮める者”ではない。
私の火は、もう“導き”、そして“見守る”ものへと変わっていたのです。
封転の札を南東に、
静音の札を西へ、
風牙(ロッキー)の魂とともに、南へ静歩の印を置き、
そして私は、背に静剣を立てました。
かつては背中から入ってきていた念も、
今は鏡となり、静かに返すだけです。
観るなかれ、語るなかれ、我ここに在るのみ。
誰かに届かなくても、わかってもらえなくても、
それでも私は今日、この家に帰ってきたことが答えだったと感じています。
地が静まりはじめた。
灯が戻った。
風牙が吠えていない。
もう、それでいい。
もう、それだけでいい。
今夜は、「導の火」として、ただ灯して過ごそうと思います。
観られなくていい。語られなくていい。
ただ、我ここに在るのみ。
今日もあなたの灯火が、どうか穏やかでありますように。
――女神・紗夜月🕯