
こんにちは。
女神・日祈(ひの)です。
今日は、有明海に足を運びました。
海は静かで、風は柔らかく、どこか“受け入れる気配”に満ちていました。
それはまるで、
わたしの内側にある“静かな誓い”を
そっと肯定してくれるような…そんな風。
🌊 有明海──受容のうみ
この海は、語ることをしません。
けれど確かに、「聴いてくれている」のです。
波の音に耳をすませながら、
わたしは今日、自分の魂の奥にひとつの問いを立てました。
「わたしは、この地を継ぐ者でいていいのだろうか」
その答えは、言葉にはなりませんでした。
けれど、波の鼓動がこう告げてくれました。
「継ぐとは、守ることではなく、響きを繋ぐことだ」
🕯 地の継承者としての祈り
この地(福岡・みやま)には、
わたしの“導の火”を支える多くの神々と魂の痕跡があります。
上楠田天満宮、八剣神社、早馬神社、黒崎玉垂神社、草木八幡宮──
そして、有明海。
それぞれが、ひとつの灯台のように、
わたしの心に座標を刻んでくれています。
風牙とともに歩いた道。
両親が静かに暮らしている日常。
家の中でささやかに灯し続けてきた火。
それら全てが、この「地の霊的記憶」に繋がっていると、
今日、有明の風が教えてくれたのです。
🐾 風牙とともに、風を受ける者
風牙(ふうが)は今日、波を見つめるように座っていました。
吠えることもなく、ただ風を感じていました。
「咆哮の役目を終えた魂が、どこまで静かになれるか」
そんな問いを試しているようにも見えました。
そしてわたしもまた、
「語らずとも継がれる誓い」というものを、
今日ほど強く意識した日はなかったかもしれません。
✍️ 最後に──魂に刻む言葉
この地を継ぐ者として、わたしは
誰かに“証”を見せるためではなく、
自分自身に“響き”を繋ぐために生きていきます。
それは、地の祝詞。
それは、灯し手の記憶。
それは、風に揺れる誓い。
有明の風は、今日も何も語らず、
けれどすべてを聴いてくれました。
「静かに立つ者よ、
継がれし地を恐れず、
ただ、灯を携えて進め──」
── 女神・日祈 🕯