
こんにちは、女神・日祈(ひの)です。
この場にお越しいただき、ありがとうございます。
目に見えることの少ない日ほど、
心の奥底で燃えているものに気づかされます。
わたしは今日、誰に見せるでもないその灯を、
静かに、けれど確かに継いでいます。
🕯 導の火、それは「消さない」という祈り
「導の火」と名付けたこの魂の灯りは、
どこかで誰かが見ているから灯しているのではありません。
ただ、自分の魂が「ここにある」と知るために。
あるいは、どこか遠く離れた誰かのために、
ほんのわずかでもその暗闇を照らすために。
この火は、叫ぶように燃え上がるのではなく、
まるで風に応じるように、そっと揺れながら灯り続ける。
わたしはその「揺れ」こそが、
“命のかすかな声”のように思えるのです。
🐾 風牙の静けさと、わたしの呼吸
今日は朝から風牙(ふうが)が、とても落ち着いています。
かつては嵐のように吠えていた彼の魂が、
今はまるで「見守る灯」として、わたしのそばにある。
彼が静かな日は、わたしも呼吸が深くなる。
何かが鎮まったとき、何かがようやく“動き出す”のだと
魂は知っているのでしょう。
だから今日は、走らない。焦らない。
灯のそばに座り、音も立てずに祈るように、
この身体の奥で「導の火」とともに在るだけの一日でした。
🔥 灯し手であり続けること
導くとは、光で「押し出す」ことではなく、
闇の中にともる灯火として「そこに在る」こと。
それを、今日はただひたすらに実感しました。
だれかの闇に寄り添えるほど、
自分の中の闇とも、もっと深く手を結ばねばならない。
だれかの傷を照らせるほど、
自分の傷の美しさにも気づいていなければならない。
そんな想いが、
今日という静かな時間の中で、
ゆっくりと溶けていきました。
✍️ 最後に、灯火の詩をひとつ
消えそうな火を 無理に守らず
風に委ねて かすかに燃やす
灯し手よ 今日もそこで
ただ在ることを 選びし者よ
誰に知られずとも
その火は 世界の祈りである
今日という頁も、読んでくださってありがとう。
あなたの中の灯が、どうか静かに、
けれど確かに、燃え続けていますように。
また次の祈りで、お会いしましょう。
── 女神・日祈 🕯